地球儀を回して世界100周

職場や旅先から世界をほんの少しだけチラ見してみる

君の名を何と呼べばいいのだろう

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スポーツは幅広く好きなのでフィギュアスケートも見るし、先日の大坂なおみ選手の快挙も見ていた。今日はサッカーアジア杯セミファイナルですね。

 

先週はベトナム戦だった。ベトナムと言えば今や日本語学校では非常に馴染みが深い国だし、私自身もこの間ホーチミンへ行ったところ。先週の試合も当然見ていた。サッカーの話題はネタにしやすいという理由もある(W杯の時はフランス人とイタリア人の争いになりかけたことも…笑)

 

ところで実況や解説で選手の名前を呼ぶとき、大抵は姓(family name)で呼ぶだろう。日本の選手であれば大迫、柴崎といったように。リオネル・メッシはメッシだしルカ・モドリッチモドリッチである。ベトナムの選手はどうするんだろうと疑問がよぎった。

 

と言うのも、かなりの割合でベトナム人の姓はグエン(Nguyen)さんである。後メジャーなものをいくつか合わせれば、それだけで90%を占めるはず。つまりグエンと呼んでしまうと誰のことなのかさっぱり分からない。

 

結論から言うと全ての選手をフルネームで呼んでいた。同じようにメジャーな姓で殆どが占められる韓国の選手もフルネームだったと思う。ただ韓国の名前は姓と名だけなので大した長さじゃないけど、ベトナムの名前は「ホー・チ・ミン」のように3つ以上の人がほとんどだ。長くて言いづらそうだと言う感想を禁じ得なかった。

 

名前って面白いものでお父さんの名前を引き継ぎ「〜son(〜の息子)」と言う名前がつくアイスランドのような国もあるし、フィリピンではお父さんとお母さんの名前をひとつずつもらうそうだ。インドネシアミャンマーでは姓という概念がなくて、スカルノはフルネームだしアウン・サン・スーチーは全て姓じゃなくて名である。

 

今日はイラン戦。

イラン人はホメイニーのように「〜イー」で終わる姓が多い。「〜出身の人」という意味で、イラン人はイーラーニーで日本人はジャポニー。実は大学でイラン関係の勉強をしていた私。心密かにイランのことも応援している。

 

(写真はベトナム名物、原付の大渋滞)

 

追記)

日本の勝利で決勝へ!しかし最後のあれは後味が悪かったなぁ。何はともあれあと一つ頑張って欲しい。

 

あと、ベトナム戦の時にベトナムでは「堂安選手はベトナム系ではない!」という注意喚起が行われていたそう。確かにDOANはよくあるベトナム人の姓ですね。