地球儀を回して世界100周

職場や旅先から世界をほんの少しだけチラ見してみる

トイレ曼荼羅

f:id:step2mygirl:20190114165601j:plain 

国の文化というか風習がもろに出ていて、かつどこの国でも必ずお世話になる場所といえばトイレだと思う。日本のトイレといえば便座は温熱、ウォッシュレットや音姫があって…と、快適度で言えば世界でもかなり上位に入るんじゃないかと思う。

 

3年前に住んでいたインドネシアのトイレは大半が洋式便座だったけど、大きな特徴といえばお尻を洗い流すためのシャワー(というかホースというか…)がついていることだ。年中夏の気候だからそのうち乾くしOK!ということらしい。ちなみにこのシャワー、ムスリムがお祈りの前に体を清めるために使うこともあるようで、インドネシアのトイレは大体床がびしょびしょである。

 

でもインドネシアのトイレ、和式トイレと同じくかがんで用を足すタイプのものもある。ただし和式トイレと違って金隠しはなく、水が流れる方向も逆。つまり壁ではなくドアに向かって体をかがめて用を足す。

 

そんなインドネシア式のトイレに、去年トランジットで降りたシンガポールで再会した。チャンギ空港で朝食を食べた直後に切羽詰まり、トイレに駆け込むとそこはちょうどインドネシア式トイレの個室だった。ちなみにマレーシアでも同じタイプのトイレを見かけたので、あのあたりの国に特徴的なトイレなんだと思う。それはさておき、あまりに慌てていた私は和式トイレを使う時と同じように身をかがめてしまった。当然途中で気づくわけである。「あ、これ逆に座ってる…」と。途中で体勢を変える間抜けさは半端ない。

 

所変わってインドネシアの次に働いたフィリピンでは、一度だけ「便座のないトイレ」に出会ったことがある。あれ、どうやって使うのが正解だったのか今でも知らない。その時はこれまた切羽詰まっていたため、空気椅子状態で用を足したっけ。

 

ヨーロッパのトイレにはビデ専用の便座があるらしいし、今ではほとんどないらしいけど中国にはニイハオトイレなんてものもあったそうだ。まだ見ぬトイレはいっぱいあるけど、この件に関しては日本のウォッシュレットが一番だなぁと思う。あれ以上に快適なトイレがあるなら是非お目にかかってみたいけれど、一度中に入ったら外に出られなくなりそうである。

 

(写真はインドネシアにある「Cafe Batavia」のトイレにあった謎の彫刻)